噛む習慣と健康について①
~咀嚼とダイエット~
肥満にならないための身近な習慣としてすぐにできることは、「よく噛んで食べる」ということです。
実に簡単でシンプルなことですが、なかなか出来ていない人が多のではないでしょうか?
ある研究結果では、早食いで、あまり噛まずに食べる人は、ゆっくりよく噛んで食べる人に比べて肥満度が高いことが明らかになっており、さらに、肥満だけにとどまらず、現代人の健康に悪い影響を与えていることは否定できないそうです。
『咀嚼する』という事は、人間だけではなくて地球上の動物が生存していうえで、必然的でとっても大切な行動なんです。
【1回にかける食事の時間】
速ければ速いほど、「太りやすい体」になっていき、消化器系にも負担が増え、トラブルを起こしかねません。
『最低でも20分』の時間をかけて、ゆっくり食べることを意識したほうが良いです。
それは、食べ始めから20分経過したぐらいから、脳に満腹感が生じはじめるからなんです。
これが最低20分の根拠なんですが、さらに、太らない体を作る上で大切なのは、時間を掛けることだけでなく、血糖値の上がり方に関係している『噛む回数』なんです。
噛む回数が少ない場合、急に胃の中に大量の食べたものが入ってくるので、短時間で糖が吸収され、血糖値が急上昇します。また、大量のインシュリンが分泌される結果、体脂肪が溜まります。
噛む回数の少ない人は、この作業が日常的に行われているので、自然に太りやすい体を作っていることになるのです。
逆に、噛む回数が多い人は、少しずつ時間をかけ、胃に食べたものが入ってくるので、糖はゆっくり吸収され、血糖値も緩やかに上昇します。
つまり、よく噛んで食べれば「食べ過ぎ・血糖値の急上昇」を防ぐことが出来るのです。
そして、よく噛んで食べることでヒスタミンが放出され満腹中枢を刺激して食欲を抑え、脂肪の代謝を調節する成長ホルモンの働きを良くするので、体脂肪の分解も促進します。
ただ、軟らかい食べ物が溢れている現代では、かなり意識して噛む必要があります。一口の噛む回数の目安は20~30回です。皆さんも意識して「噛んで」下さい!
次回は、肥満予防以外の「咀嚼の効用」についてご紹介したいと思います。
①虫歯を防ぐ
②消化を助ける
③老化予防
④ストレス緩和
etc
食と生活スタイルを学ぶことが現代人にとても大事な知識。
酵素フード協会はあなたにあった食や食生活スタイルを見つけるお手伝いをしています。
年齢を重ねるたびに気になる『キレイ』と『元気』。
時間に追われて、食べ物があふれる身の回りに流されながら何気にいると、体調が変?肌にくすみ?などなど顕著に現れる体の変化。私たちのカラダの細胞は、私たちが日ごろ食べているもので作られています。
日本人は「野菜を摂らないといけない」という意識はあるのですが、毎日食べているもので、積極的に摂りたいものや遠ざけたいものなどをもう少し意識したいですね。
食を学んでキレイと健康を一生自分のものにしましょう。
あなたの美と大切な人の健康のために 【生涯一番大切な食習慣】を始めませんか。