ブルーベリーは目に良いだけでない 凄い効果がある
ブルーベリーと聞くと思い浮かぶのが「目に良い」ということではないでしょうか。
「目に良い」と言われる成分が入っているのは、ブルーベリーに限ったことではありません。それでもブルーベリーが目に良いと言われるのはなぜなんでしょう。
そもそも目にとってどんな良い効果があるのでしょうか。
今回はその理由とブルーベリーの「目に良い」だけではない凄い効果についてお伝えします。
アントシアニンと目の関係
ブルーベリーはその紫色に特徴があります。
ブルーベリーはその名の通り、濃い青紫色の果実が印象的です。この青紫色の「アントシアニン」が「目に良い」と言われる成分と関係しています。
アントシアニンはブルーベリーだけに入っている成分ではありません。
ナスや赤かぶ、赤シソ、紫いもや他のベリー類にも含まれていますが、ブルーベリーの場合は中までしっかり青紫色に染まっています。
そのため、他の野菜や果物に比べて含有量が多いのです。
このアントシアニンは、ポリフイェノールで、前にご説明したファイトケミカルの一種です。
体内ではロドプシンという視覚に関するたんぱく質の合成に関わっており、視機能の改善や視力低下の防止、白内障予防にも効果があることから「目に良い」と言われています。
しかし、ブルーベリーの働きはそれにとどまりません。
例えばブルーベリーはビタミンEやCも含みます。
これらの栄養素は、抗酸化作用といって、体内につくられた活性酸素を除去する効果があります。
紫外線や喫煙、ストレスなどで体内に発生した活性酸素は、細胞や血管など人体の様々なところにダメージを与えます。夏の日差しは特に強いため、肌は大きなダメージを受けます。
日焼け止めだけではなく、身体の内側からもダメージを抑えていきましょう。
ちなみに、抗酸化作用はビタミンEやCだけでなく、アントシアニンにも含まれています。
食物繊維も多く含むため、小腸での糖の吸収を抑え、コレステロールを低下させたり、腸内で発生する有害物質の生成を抑制し、腸内環境を整えてくれます。
さらに、タンニンやペクチンも含むため、腸の粘膜を保護してくれたり、便の硬さを調整してくれます。
身体にうれしい効果がたくさんあるのがブルーベリー。
皮も種も丸ごと全部食べられるため、無駄なく栄養を摂取することができますね。
それに、ブルーベリーは1カップわずか80kcalと低カロリーなのも魅力なんです。
皮を剥いたり種を取ったりする必要なく、手軽にすぐに食べられるので、ブルーベリーをおやつ代わりにつまんで食べれば、健康にも良さそうですよね。
勿論スムージーの材料としても良いです。