ダイエットに必ずある停滞期の原因を知って成功するために
ダイエットを始めた人なら経験あると思いますが、ダイエットには調子よく体重が減る時期と、努力しても全然体重が減らない時期があります。
一日の摂取カロリーは基礎代謝以下にし、普通だったら痩せていくはずなのに体重が減らない時期はつらいものです。
ダイエットにある停滞期
ダイエット失敗率が一番高いのが、この停滞期です。
長引けば長引くほど失望感が生まれて、ダイエットしてもムダなんだという気持ちにもなってしまいます。
実はダイエットに成功した人ならわかると思いますが、ダイエットを始めると、最初は順調に体重が減っていき、停滞期を迎えて変動がなくなり、それが過ぎるとまた体重が減っていくものなのです。
疑問なのは、基礎代謝よりも摂取カロリーが少なければ確実に痩せていくはずなのに、なぜ停滞期が生まれるのでしょうか。
停滞期の原因はホメオスタシス効果
これは人間の生存のために体が取る防衛反応なんです。
人間は飢餓状態(摂取カロリーが基礎代謝より少ない状態)になると、
基礎代謝を抑えて、餓死しないようにする防衛反応が起こります。
食べる量が減って摂取する栄養の量が減ると、脳は「飢餓になって命が危ないかも?」と
危険を感じて、飢餓回避モードを発動します。
そうすると、食べたものは少しでも多く栄養を吸収しようとし、満腹感を麻痺させ、一度食べ始めたら止まらなくさせるのです。
また一方で体のエネルギー消費を減らし、省エネモードにします。
これは内臓の働きなどの代謝を弱らせて、なるべくエネルギーを消費しないようにしたり、
身体をだるくさせて動く気力を失わせたりします。
そして、さらに飢餓感が強くなると、筋肉を減らして基礎代謝も減らそうとします。
リバウンドを避けるために
これを「ホメオスタシス効果」といいます。この効果により、体重が減らない停滞期が発生します。
そしてホメオスタシス効果は、一ヶ月に5キロ以上体重が減る状態の時に、最大限発揮されるとのこと。
つまり停滞期に入ったら、ダイエットのペースをゆるやかにして、食事を減量期よりも少しだけ多くすることが大事なんです。
過激なダイエットが失敗しリバウンドを引き起こすのは「ホメオスタシス効果」のせいだったんです。
身体が「この摂取カロリーなら餓死しない」と判断すれば、ホメオスタシス効果が薄れ、減量期に再突入できるのです。
過激なダイエットではなく、無理をしないダイエットで、楽しくスリムになっていきましょう。
食事で健康的な習慣を作るなら