特にキレイというわけでもないのに、キラキラと輝いている方があなたの
周りにいませんか?それは、お腹の中でハッピーホルモンがたくさんつく
られているせいかもわかりませんよ。
通称「ハッピーホルモン」と言うセロトニンやドーパミンという脳内物質は、
人の多幸感を感じる神経伝達物質が分泌して人を幸せな気持ちにさせます。
このホルモンの分泌が減ると、不安感や、鬱病、不眠症などの睡眠障害が
おこると言われています。
この2つの物質は、脳内物質でありながらほとんどは「腸」でつくられています。
【ハッピーホルモンでもたらされる効果】
・ストレスとうまく付き合える
・鬱症状やそれに伴う頭痛や胃の痛みの改善
・安眠できて朝の目覚めも良くなる
・幸福感や満足感を感じやすくする など
以前のブログ「鬱には腸と食事の改善を」でもお話しましたね。
本当にいいことづくめの「セロトニンやドーパミン」は脳内の神経伝達物質
ですが、何もないところから作られるのではなく材料が必要になります。
その材料を作っているのが腸であり、手助けしているのが腸内環境なのです。
セロトニンの材料もドーパミンの材料も必須アミノ酸で、セロトニンの材料
がトリプトファン、ドーパミンの材料がフェニルアラニンというものです。
けれどもこれらを摂取したからといって、すぐに幸せホルモンが分泌されて
増えるわけではありません!
食事として取り込まれたタンパク質はビタミンCや酵素の力を借りてトリプ
トファンへ分解されます。その後、葉酸とナイアシンの作用を受けてセロト
ニンの前駆体となる5-HTPという物質になり、それがビタミンB6の作用を
借りてセロトニンが分泌されるという工程があります!
この過程で必要となる栄養素は腸内細菌が合成してくれています。
ドーパミンも同じように分泌されるまでの過程で必要となる栄養素は腸内細菌
が作ってくれています。
また、1980年代、アメリカのコロンビア大学医学部の解剖細胞生物学教授
マイケル・D・ガーション博士が発表した「腸は第2の脳である」という学説は、
世界に一大センセーションを巻き起こしました。
彼は、脳に存在し、精神を安定させる神経伝達物質、セロトニンの95%が腸で
作られることを指摘しています。
また腸だけが、脳や脊髄からの司令がなくても反応をおこさせる神経系を持つこ
とにも触れ、「あの醜い腸は心臓よりずっと賢く、豊かな感情を持っている。
進化はうまい工夫をした。われわれの先祖はアメーバの原生的生物から進化して
脊椎を獲得した時、頭蓋と腸の両方に、それぞれ別の感情をもつ脳を発達させた
のだ」と言っています。
もちろん幸せな気持ちになるのには、腸だけが関係しているわけでもなく、
セロトニンやドーパミンが直接的に美肌づくりに関係することはありませんが、
ストレスフリーな状態をつくりだすことで、美容面に大きな効果をもたらしたり、
腸内環境を整えることで、肌トラブルの原因となる便秘解消も期待されます。
心と食べ物はこれほどまでに繋がっているんだ!という事を知っていただき、
日ごろ食べる物を見直してほしいと思います。(^^)
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