食べる物で人格まで変わることを知っていましたか?
アメリカのジョーゼフ・ワイドラ博士は、殺人、サディズム、放火、重大な交通法規違反、
手足切断などの残虐行為、暴力的攻撃性など、犯罪行為が為されたとき、低血糖の状態にあったことは全く疑い得ないという。
アメリカの上院栄養特別委員会で証言したリード女史(オハイオ州地裁首席保護観察官)は、自ら取り扱った106人の犯罪者を調査し、
これらの人々のなかに低血糖症の者が非常に多かったことを証言しています。
彼らは、アメリカで「ジャンク・フード」と呼ばれる甘い加工食品ばかり食べていたのです。
この証言のなかでは、これらの人々が精神的にいかに不安定であり、簡単に苛立ち、
攻撃的であり、暗い気分になり、自殺志向までもつようになるかが述べられています。
普通私たちは、糖分を取り過ぎると血糖値が上がり、ついには糖尿病になると考えが…ちです。
確かにそういうケースも多いのです。ところが逆に、砂糖を取れば取るほど、
ますます血糖値が下がるというケースも多いのです。
砂糖というのは、すぐに消化されやすい形、つまりブドウ糖
に変化するもので、体内での化学変化の大部分を飛び越してしまいます。
に変化するもので、体内での化学変化の大部分を飛び越してしまいます。
こうなると、ホルモン分泌の機能が狂ってしまい、インシュリンが過剰に分泌され、血糖値が急激に下がります。
こうして低血糖の状態になるのです。
E・M・エイブラハムソン博士とA・Zペイゼット博士は、次のようにいっています。
「血糖値が通常より低いと細胞、とりわけ脳細胞は栄養不足になる傾向がある。
この低血糖は食事によって回復するが、細胞とくに脳細胞が慢性的に栄養不足になると、
どういうことが起こるか?その場合、最も弱く、最も傷付きやすい細胞が最初に損なわれることになる。」
こうなると脳はすぐに障害を起こし、あらぬ妄想や幻覚を告げるようになり、撃鉄を充分引かないうちに弾丸が飛び出すように、
わたしたちは早まったことをしでかすようになってしまいます。
現在いわゆる先進国では精神病も増えているのですが、この背後には低血糖症という恐ろしい事実があるのです。
そしてそれは、食事の間違い、とりわけ砂糖の取り過ぎが原因のひとつといえましょう。
W・ダフティは、「分子矯正精神医学」による治験を紹介していますが、それによれば、
精神分裂病(今は統合出調症とされています)と診断された患者の食生活が、キャンディ、ケーキなどの甘い菓子と、コーヒー、
紅茶などのカフェイン入りの飲み物、
砂糖で味付けされた食物であることが判明したのです。
『砂糖は体も心も狂わせる』高尾利数著 (株)ペガサス刊
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