噛む習慣と健康について②

噛む習慣と健康について②

~咀嚼とアンチエイジング~

 

 

皆さんは、一度の食事で何回噛んで食べていますか?

現代人の咀嚼回数は、一昔前に比べると600回程まで減少しているという研究データがあります。

 

右の表は、神奈川歯科大学の齋藤滋 元教授が文献を基にして歴史上の各時代の食事を再現し1食あたりの咀嚼回数と食事時間を調べた結果をグラフにしたものです。

 

1回の食事で噛む回数と(食事時間)は、卑弥呼は3990回(51分)、源頼朝2654回(29分)、徳川家康1465回(22分)となり、現代人の咀嚼回数は平均で620回(11分)と激減しています。

 

硬いものが多い昔に比べ、現代は軟らかい食べものが多くなったという食事内容の変化もありますが、現代人は、なにかと忙しくし食事もサッサと済ませがちで、固いものでも噛まなくなったためと言われています。

 

では、なぜ「咀嚼」つまり、噛む回数を意識したほうが良いのでしょうか?

 

前回の記事では、一番身近なダイエット方法として、「食事は時間を掛けて、咀嚼を意識して食べる」ことをお伝えしました。

今回では、噛む事は、ダイエットのみならずアンチエイジングにも効果があることをご紹介します。

 

ヒトには、「長寿遺伝子」「若返り遺伝子」とも呼ばれるサーチュイン(Sirtuin)遺伝子というものあることを2000年に米国・マサチューセッツ工科大のレオナルド・ガランテ教授が発見しました。

サーチュイン遺伝子が活性化すると、体の細胞内でエネルギー源を作り出す「ミトコンドリア」が新しく生まれ変わる機能が働きます。

例えると工場の機械装置を更新するのと同じように細胞を若返らせるのです。

それによって、細胞を傷つける活性酸素の除去、細胞の修復、脂肪の燃焼、シミやシワの防止、動脈硬化や糖尿病の予防、さらには認知症、難聴の予防など、人体の健康度を測るバロメーター70~100項目のほとんどが改善されるともいわれています。

 

まさに体を若返らせ、健康寿命を延ばす夢の遺伝子といえますが、このサーチュイン遺伝子を活性化させるには、カロリー制限をする必要があります。

 

わかり易く言えば、1食ごと腹7分目を心がけること。当然、もの足りなさを感じるでしょうから「満腹」を感じる食事法として、前回記事でお伝えした「時間を掛けて」「よく噛んで」食べればよいのです。

 

また、よく噛む事によって、唾液が通常の10倍程度増えます。実は、唾液にはアンチエイジング効果がある成分が多く含まれているのです。

 

さらに、噛むという刺激によって血流量が増え、脳への血液供給も良くなり、脳の活性化にもつながります。また、唾液に含まれる「NGF」という成長ホルモンは、脳神経の機能を回復させます。このように噛むということで脳に対しても良い効果を与えます。

 

幼い頃からずっと「しっかり噛んで食べなさい」と言われた記憶がありますが、あらためて、大人になった今だからこそ、もう一度「噛む」ことに気をつけてみませんか。

 

食と生活スタイルを学ぶことが現代人にとても大事な知識。
酵素フード協会はあなたにあった食や食生活スタイルを見つけるお手伝いをしています。

 

年齢を重ねるたびに気になる『キレイ』と『元気』。

時間に追われて、食べ物があふれる身の回りに流されながら何気にいると、体調が変?肌にくすみ?などなど顕著に現れる体の変化。私たちのカラダの細胞は、私たちが日ごろ食べているもので作られています。

 

だから、年齢を重ねるたびに意識したいのが「食」です。

日本人は「野菜を摂らないといけない」という意識はあるのですが、毎日食べているもので、積極的に摂りたいものや遠ざけたいものなどをもう少し意識したいですね。

 

食を学んでキレイと健康を一生自分のものにしましょう。

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