噛むことを通じて食育を考える

噛むことを通じて食育を考える


毎月19日は食育の日です。
食育(しょくいく)とは、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てることです。

2005年に成立した食育基本法においては、生きるための基本的な知識であり、知識の教育、道徳教育、体育教育の基礎となるべきもの、と位置づけられています。

子供を育てるお母さんにとって食育は大切なことですね。

そこで今からシリーズとして食育を取り上げてゆきたいと思います。

まず最初にかむ力をつけることから始めたいと思います。

 

 

 

噛む力をつけて、おいしく食べましょう

 

「噛むこと」は、単に食べものを体に取り入れるだけではなく、全身の健康にとても大切な働きをしています。

例えば、子どものからだの成長、肥満防止、虫歯やその他の病気の予防など、気になる効果がたくさんあります!

「噛むこと」を通じて子供から大人まで通じる食育をこの機会に考えてみませんか?

 

噛む回数

 卑弥呼のいた弥生時代は噛む回数が現代の約6倍だったそうです。
その頃は現代に比べて硬い食べ物が多く
よく噛まないと消化できないという点もありました。

しかし、いくら柔らかい食事が増えたといっても、噛む回数が6分の一では消化しきれないだけでなく、ほかのデメリットも出てきています。

よく噛むとなぜよいのかを理解し、もっとよく噛もうと行動に変化があればうれしいですね。

よく噛むメリット

噛む回数は1口30回がよいと言われています。よく噛むことで得られるメリットは次の通りです。

①肥満予防になる   よく噛んで満腹感を得る

②味覚が発達する   よく噛むと素材の味がわかり、味覚が発達する
③正しい発声ができる よく噛むと顎が発達し、口も正しく開くので正しい発音ができる。

④脳が発達する    よく噛むことは脳の細胞にも良い刺激を送ります。子どもの知育や、高齢者の認知症予防にもつながるでしょう。

⑤歯の病気予防    顎の発達は、歯が生えそろう年代の子どもたちでは歯並びが良くなります。

 

 

結果的に歯磨きがしやすくなりむし歯の予防にもつながります。

よく噛むと唾液がたくさん出るので口の中を綺麗にしてくれます。

⑥胃腸の働きがよくなる  しっかり噛めば胃に負担をかけません。偏食することなくなんでも食べて生活習慣病予防も目指しましょう。

⑦全身の体力向上 精一杯の力を出したいときには、丈夫な歯でぐっと噛みしめることが大切です。

スポーツだけでなく、日常生活でも全力を出して活動することができます。

スムージーと噛む

噛むことが大切なことはよくわかったと思います。


液体のスムージーは噛まなくても流しむだけで、摂れてしまいます。

例えばリンゴとアプリコットとバナナのフルーツサラダを食べ、コップ3杯の水を飲むグループと、

同量のリンゴとアプリコットとバナナとコップ2杯の水で作ったスムージーとコップ1杯の水を飲むグループ

で満腹感はどう違うかを調べると

 

 

 

スムージーで摂ったグループは、固形のまま摂ったグループと比較して、非常に低い満腹感しか感じられなかったということです。

しかし、スムージーを流し込むのではなく、これを噛むように摂ると
大幅に満腹感が増加します。

ですから栄養価の高い食育にいいスムージーをさらに効果的にするために良く噛むことを
お勧めします。

さらに満腹感は冷たいものより暖かいものの方が、早くとるより、ゆっくりとった方が得られます。

スムージーで満腹感を得て健康的に食事に取り入れるためには、

温めて
噛みながら
スプーンでゆっくり飲む
のがよさそうです。

もちろんこの三つ全部できなくても
一つでも二つでも良いですよ。

 

まとめ

よく噛むことは食育の面からみても大変重要です。

またスムージの摂り方においても、噛むことを導入することで、満腹感を得られる

事がわかりました。

よく噛むことを実践してゆきましょう。

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