睡眠の質を高めるために摂るべき物
人にとって「睡眠」が大切であることは言うまでもありません。
今回はその中で、「食」と睡眠について考えてみたいと思います。
人が必要な睡眠時間は、6~8時間といわれており、人それぞれ最適な睡眠時間は異なります。
毎日必ずしも8時間寝なければいけないわけではありませんが、健康的な生活を送るためには、最低限必要な睡眠時間と睡眠のとり方はあります。
1日平均睡眠時間が5時間未満なら危険な「睡眠不足」域で、疲れがとれずに溜まってしまいます。
加えて、もっと重要なのは「睡眠の質」。
(量だけでなく)質(栄養素)が大切なのです」。
寝つきが悪い日は質の高い睡眠をとれない可能性もあり、心身にダメージを与え、「睡眠不足」のリスクを払うことになります。
栄養士であるマリリン・グレンビル博士は、「紅茶やコーヒー、コーラ、
チョコレートなど(刺激性の高い)カフェインを含む食べ物や飲み物は、睡眠導入を阻害する可能性があります」と、
食べ物と睡眠との関連を指摘します。
しかし逆に質の高い睡眠にいざなう効果がある食べ物もあるといってます。
ここからは、質の良い睡眠をとるための「栄養成分」や食品をご紹介していきます。
なお、その前に日ごろからビタミン・ミネラル・タンパク質などを摂る食習慣や、
バランスの良い食事を摂ることが質の良い睡眠に欠かせないので、必ずおさえておきましょう。
【質の良い睡眠のために特に食べておきたい栄養素】
〇グリシン=ホタテ・イカ・エビ・カニなどに多く含まれていて、うまみ成分にもなっています。
グリシンによって抹消血流が増加して熱放散を促すことで、深部体温が低下し、睡眠の質を向上させると考えられています。
〇トリプトファン=豆・豆製品、バナナ、アボカド、肉類、タラコ、ピーナッツやアーモンドなどのナッツ類
トリプトファンを上手に摂取すれば、セロトニンの分泌を促し、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を高めます。
〇ギャバ=玄米、胚芽米、大麦、雑穀、漬物、小魚、トマト、スプラウト
興奮を抑えてリラックスさせる作用があります。医師が処方する睡眠薬の多くは、脳の中でギャバの作用を強めて、眠らせようとするものです。
【睡眠導入を助けて安眠効果が期待できる食品】
大豆、レンズ豆、キウイ、チェリー、ネギ類(たまねぎ・青ネギetc)、生のにんにく、セロリ、パセリなど
【NGな食習慣】
①食べてすぐ眠るのは NG
②夕食に消化が悪いものはNG
③夜食にインスタント食品は最悪NG
④寝酒は快眠の敵でNG
⑤隠れカフェインに要注意でNG
【睡眠の質を高める食事の摂り方】
眠る2〜3時間前には、夕食を終えるようにしましょう。寝る直前に夕食を摂ると、睡眠中も胃や腸が活動を休めることができません。
また、動物性油脂をたっぷり含んだ食べ物は、通常より消化に時間がかかるため、消化吸収を助ける食物繊維やミネラル分の多い野菜を一緒に摂るようしてください。
胃腸が働いて交感神経が刺激されている間は、身体はなかなか睡眠モードに切り替わらず、寝付きが悪くなったり途中で目が覚めてしまったりします。
逆に、空腹過ぎて眠れないという状態も良くありません。仕事で帰宅が深夜になってしまったときは、消化の良いものや身体を温める飲み物を適量口にしてから布団に入ると良いでしょう。
健康的な食生活と睡眠の質は、表裏一体といっても過言ではありません。
私たち酵素フード協会が皆様に提唱している「酵素栄養学と時間栄養学」を学べば、「質の良い睡眠」法を知ることができ、健康的な食生活習慣を身につけることができます。
生活習慣改善のキーワードは、「生活のリズム」と「食のバランス」。
年を重ねるたびに自分で意識して取り組まないといけない「元気」と「キレイ」。
その中心に食事があります。
『私たちのカラダの細胞は、私たちが毎日食べている食べ物で作られている』。
だから、毎日続けられる酵素スムージーを取り入れて、1日に必要なビタミン、ミネラル、食物繊維を摂りましょう。
食を学んでキレイと健康を一生自分のものにしましょう。
あなたの美と大切な人の健康のために 【生涯一番大切な食習慣】を始めませんか。